債務整理は弁護士か司法書士か?

債務整理の手続きは弁護士、司法書士どちらに依頼したらいいか

債務整理の手続きは弁護士、司法書士どちらに依頼したらいいか

◆ どちらも債務整理の手続きが可能

債務整理の手続きを専門家に依頼しようと思った時、果たして「弁護士」に依頼するべきなのか、それとも「司法書士」に依頼すべきなのか悩む人も多いでしょう。

また、弁護士というと、硬いイメージも強く近寄りがたい、債務整理を頼んだら事が大きくなって周りの人に知られてしまうのではないかと心配してしまう人もいるでしょう。

実は、弁護士も司法書士、どちらも債務整理の手続きをしてくれます。では、本当の所どっちに依頼をした方が良いのでしょうか。

弁護士は費用が高い

◆ 司法書士は扱える案件に制限がある

弁護士の仕事は本人に代わって調停や交渉、控訴などの仕事を行います。

司法書士の仕事は文書などの作成や、また登記などを行います。勿論、司法書士の中には、弁護士と同じように本人に代わって和解などを行う司法書士もいます。

このように、債務整理を行う際、弁護士でも司法書士でも仕事内容は変わらないと言う事でし。但し、司法書士が扱える案件には制限があります。それは、請求額が140万以下のものになります。

簡単にいえば、司法書士は140万以下の借金についての交渉、手続き、簡易裁判所の提訴の代理権があると言う事です。弁護士は全ての債務整理の代理権があると言う事になります。

弁護士、そして司法書士に頼む事が出来る債務整理ですが、では、弁護士と司法書士に依頼した場合、費用についてはどう違うのでしょうか?

弁護士に依頼した場合、弁護士は扱える案件の金額の上限がありません。その為、金額の多い債務整理に対しても手続きを行えるので、弁護士に支払う費用も当然高くなります。ですが、司法書士の場合、扱える案件の上限額が決まっている為、弁護士に比べて安い費用になります。

債務整理を依頼する場合、借金が140万円以下の場合であれば、司法書士に依頼する方が良いでしょう。この140万円というのは借金の総額ではなく、一社に対しての140万円以下という設定になるので、一社対して140万円を超えなければ大丈夫です。反対にそれ以上の借金がある場合は弁護士に依頼をしましょう。

もし、あなたが債務整理を依頼したいと思った場合、自分ではどちらに頼めば良いか分からない、また迷った場合は、最初に司法書士の無料相談を受けるようにして下さい。無料相談を受けてそのまま司法書士で扱える案件なのか、それとも弁護士に相談した方が良いと司法書士からアドバイスをされるか分かります。
債務整理をして、是非、今抱えている借金問題をクリアにしましょうね。